近親者が亡くなったとき、その死を追悼し、魂を鎮(しず)めるため、生活を慎み、派手なことや慶事ことを避ける「喪に服する」という風習は、世界各国にあります。
その「喪に服する」=「服喪」の期間を「喪中」というわけです。
ただ、もともと地域的な歴史や文化の中で生まれ伝えられてきた風習ですから、統一された「こうしなければいけない」という決まりがあるわけではありません。「服喪」の期間も、なにを禁忌とするかもさまざまです。日本国内で見ても、範囲の狭い地域や、時にはひとつの家系だけに伝えられた「服喪」のしかたがあります。
しかし、広く世間一般に普及した「服喪」の考え方というのもあり、「喪中には年賀状を出さない」というのは、その代表例といえるでしょう。 |